大阪工業大学 工学部 桜花会 応用化学科同窓会

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 1959年大阪工業大学で5番目の学科として、応用化学科が設立されました。

その当時としては、優れた設備の実験室・研究室を備え、充実したカリキュラムのもと教育研究が行われました。設立時の大塚好治先生をはじめ当時の先生方に於かれましては、産業界における人的交流の重要性を認識され、卒業後のバックアップ体制の確立も大切であると考えておられました。そこで、応用化学科卒業生の親睦と母校の発展に向けて活動できる同窓会組織として桜花会が1961年に設立されました。その翌年の1962年に応用化学科1期生99名が卒業し、それ以降、毎年200名〜250名の卒業生が巣立ち、2009年3月現在、総数10,642(学部卒10,240名、修士398名、博士4名)人に達しています。会員の総数もほぼ同数であり、いずれも優れた技術者として国内外で活躍されておられます。

 本会の主な活動としましては、ここ数年、後進の育成への有形無形の効果を期待して教室行事を側面から援助しています。すなわち、学科行事である年度当初における卒業研究生防災訓練後の懇談会への支援にはじまり、研究室対抗ソフトボール大会(ラボ杯)での成績優秀研究室への表彰並びに卒業研究発表会での優秀発表への「桜花会賞」の贈呈を活動の3本柱としています。この他、これまでに桜花会名簿の作成・視聴覚機器ならびにパソコンの寄贈、OB対象の技術講演会の開催などが行なわれて参りました。名簿に付きましては諸般の事情により学科内資料とする部数と当該年度の卒業生への配布する程度に止めておりますが、これらの活動方針につきましては、各研究室から推薦選出されました幹事65名からなる幹事会で毎年議論され、学内の先生方(特別会員)の協力のもと実行に移されております。今後とも、桜花会ならびに本会活動にご理解、ご協力賜りますとともに、会員各位の活発なご参画をお願い申しあげます。

 2008年2月に完成した10号館の7階〜11階に応用化学科が移転し、それに伴い慣れ親しんだ3号館が解体されました。新しい応用化学科の実験室ならびに研究室には吸排気設備・空調設備・情報設備が完備され、時代の移り変わりを感じますとともに当時の面影が消失したとこを残念にも思われます。しかしながら、新しい息吹が伝わってまいりますとともに優秀な後輩の輩出が期待され、応用化学科ならびに桜花会の益々の発展が確約されていると思われます。