大阪工業大学 工学部 桜花会 応用化学科同窓会

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2012年12月31日

大阪工業大学工学部応用化学科 第7回技術講演会

【概要】
2012/12/1(土)13:30より、10号館 1041教室にて澁谷先生および和歌山大学准教授 矢嶋先生の御講演がありました。その後、OB、OG並びに先生皆さまと懇親会が催されました。
【御講演内容】
①「研究室の歴史&研究テーマ紹介」:大阪工業大学工学部応用化学科 澁谷康彦先生
 先生の研究室である分子認識化学研究室の前進の分析研究室が1976年に開設された当時のお話では、当時は大学の排水処理施設設置の管理運営のために分析研究室が設けられたということなど知らないエピソードを多くお話頂きました。また、現在御研究されている電位差測定で用いられるイオン感応物質の合成については、その有用性を分かりやすく御講演頂きました。
②「生体試料の分析を目指したイオンセンサー」:和歌山大学システム工学部 精密物質学科 矢嶋摂子先生
 御所属の和歌山大学のご紹介と御研究されているイオンセンサーについて、分かりやすく図説頂きました。中でも生体適合性を持つイオン感応膜の開発において、従来のPVC膜にリン脂質ポリマーを付与することで生体適合性を有することを見出し、その一方で電位応答性も向上しなければならないとのことでした。またイオン感応膜の構成成分で目的イオンの検知する有機試薬の“イオノフォア”についても御研究された物質を御紹介頂きました。

【懇親会】
御講演後、御講演頂きました先生を囲み、御参加されましたOB,OG、大学の先生皆さま並びに学生の皆さまとお話しきれなかった内容など議論するなどし、大変有意義な時間となりました。